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メタ・モデル2

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メタモデル

前回に続き、メタ・モデルを取り扱っていきます。
※メタ・モデルの詳細はこちら

メタ・モデル具体例

今回は、前回紹介しきれなかったメタ・モデルの事例をお伝えしていきます!!

(1)一般化

≪ ”~できない” ≫

「これ以上、あなたとは一緒に仕事はできません!」

突然、こんなことを言われたらびっくりしてしまいますね。

”~できない”という場合、本当にできないことである場合と、自分で限界を設定してしまっているケースがあります。

例えば、

「私は空を飛ぶことはできません。」

は、不可能なことです。少なくとも私は空を飛べません。

一方、

「これ以上、彼と一緒に仕事はできません!」

の場合は、自分で限界を設定している例になります。

以前、コーチング・セッションの中でこんなことがありました。
 
「性格的に、他人に聞くことができないんですよね。」

すかさず、コーチは私に、こう質問してきました。

「ひろみさん、人に聞いたらどうなるの?」

”あれっ?”と、思いました。

考えるまでもありません。
他人に聞いたからって何も悪いことは起こらないし、それどころか、わからないことは他人に聞いてしまったほうが早いですよね。

そんな簡単なことに、コーチから質問されるまで気づかなかったのです。

もし、誰かが「~できない」と口にしていたら、
「もし、それを続けたらどうなっちゃうの?」と、質問してみてください。

以外と、面白い答えが返ってくるかもしれませんよ。

≪ 普遍的数量詞 ≫

「社員はみんなそういってますよ」 
「部長はいつも、私の提案に反対するんです。」

こんなふうに、私たちは、少数の例をグループ化して話すことがあります。
    
ところが尋ねていくと、たいてい、”みんな”や”いつも”ではないケースがほとんどです。

「みんなそういってます」

を、よくよく聞いていったら、実はその人だけだった・・・
なんて笑い話のようなケースもあります。

「社員はみんなそういっていますよ。」
 ⇒ 「違う意見の人は一人もいなかった?」

「部長はいつも、私の提案に反対するんです。」
 ⇒ 「反対しないことは1度もなかった?」
    
”みんな”とか、”いつも”といった言葉が出てきたら、こう切り替えしてみましょう!

(2)歪曲

≪ 前提 ≫

    
「なぜ、もっと努力しないの?」     

この表現には、”あなたは努力していない”という前提が含まれています。
     
発言者にその気はなくても、そう受け取られる可能性があります。

これはポジティブかつ、具体的な表現に変えることで、誤解を避けることができます。

例えば、もう少し仕事のスピードを早くして欲しいのであれば、

「今も十分頑張っていると思うのだけど、今より仕事のスピードを早くすることはできないかな。」
     
1度現状を認めてから、提案をする。
それだけで、随分受け取りやすくなります。

≪ 読心術 ≫

     
「あいつはやる気がないんだよ。」
     
私たちは何も根拠がないのに、他人の考えが自分にはわかると独断してしまうことがあります。

これを”読心術”と呼んでいます。
     
本当に”読心術”ができればいいのですが、残念ながらそんな人はほとんどいません。

なので、こういった場合には言葉をそのまま、うのみにせずに、なぜそう思ったのか理由を尋ねてみる必要があります。

遅刻が多いのかもしれない、
あるいは、仕事が遅いだけかもしれない。
もしくは、本当にやる気がないのかもしれません。

少なくとも、本当にやる気がないのかどうかは本人に確認してみないとわからないですよね。

ここまで、いくつかの事例をご紹介してきました。

いかがだったでしょう。

普段は無意識に使っている言葉、それを、こうして観察してみるとなかなか面白いものです。

ぜひ、皆さん自身、そして、皆さんの周りにいる人たちの言葉を観察して楽しんでみてください。 

  参考書籍  
  NLP―超心理コミュニケーション 神経言語プログラミング高橋 慶治
  価格:¥ 2,940(定価:¥ 2,940)
  http://www.amazon.co.jp/dp/4925041177/ref=nosim/?tag=communicatman-22

実践!!

次のことを実践してみましょう!!

  1. 自分は普段どんな表現(省略、一般化、歪曲)を使う傾向があるか意識してみて下さい。

実践してみての結果は、いかがだったでしょう?

大抵の人は、会話を効率よくスムーズにするために、ほぼ全てのものを使っています。

誰かと話しをしているときに、なにかもやもやしたものを感じるたり、腑に落ちなかったり・・・
そんなときには、メタ・モデルを活用してみるのも良いかもしれません。

メタ・モデルの活用法として、面白いものがありましたのでご紹介します。それは、メタ・モデルを自己分析に使う方法です。

やり方は簡単です。

先ず、自分自身について分析したいと思うことを紙に書き出します。

例)「私は、考えてばかりでなかなか行動できない。」
 
次に、この文章がどのメタ・モデルにあてはまるのかを考えます。
ちなみに上記の例は、一般化の”~できない”に当てはまります。

そして、そのメタ・モデルに対抗する質問を投げかけます。
  
「敢えて、行動をしたらどうなるのか?」
「何があなたをそうさせないのか?」

敢えて行動したら…
いろんなことがもっと早く進んでいくでしょう。行動したほうが良さそうですね。

私を、そうさせない理由・・・
行動することが面倒くさいのと失敗するのが怖いから。いつも最初の一歩を踏み出すまでが大変なんです、でも、その一歩させ踏み出してしまえば後は大丈夫。
   
こうしてみると、とにかく最初の一歩を踏み出すことがポイントだということがわかります。

こんな風に質問をしていくことで、自己分析ツールとして使うこともできます。
(ちなみに、上記は私の例ですw)

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