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【コミュニケーションスキル】あいさつ(挨拶)をする

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挨拶
今回のテーマは、「挨拶(あいさつ)」です。

あいさつは、共感・好感・社会的な雰囲気を表現したり作りだしたりする、「グルーミング会話(grooming talk)」であるとも言われています。

また、「あいさつ」は、先手で使うと不思議と効果が上がる言葉、マジックフレーズの1つでもあります。

マジックフレーズについては↓をご覧下さい。

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イメージコンサルタントである西松氏は、自身の著書『魅せる技術』の中で、こう書いています。

顔を覚えてもらえるのは、最初にあいさつした人だけです。
もちろん、1対1で対面するときも、自分から先に声をかけたほうがイニシアチブがとれるのです。拳銃の早撃ちのようなものです。

このように、あいさつは先手必勝なのです。  

あいさつの語源

あいさつの語源を、知っていますか?

もともとは、禅宗の用語であり、「一挨一拶(いちあいちさつ)」という言葉が、あいさつの語源であるといわれています。

修行者が、お互いの修行の成果を質問しあうことによって、悟りや知識見識などの深さ浅さを確認するための問答で、そこから、民間へと広まり、人と会ったときに取り交わす儀礼的な言葉や応対のことを挨拶というようになったのだそうです。
参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8C%A8%E6%8B%B6

あいさつ上手

私たちの日常を、少しふり返ってみましょう。

あなたは、自分からあいさつをするタイプですか?
それとも、自分からはあまり、あいさつをしないタイプでしょうか?

職場で、
お客様先で、
ご近所で…

いかがでしょう??

あいさつが上手い人と、そうでない人について、考えてみましょう。

Aさんは、あいさつ上手です。
Aさんとすれ違うと、いつも笑顔であいさつをしてくれます。

Bさんは、ちょっと引っ込み思案。
いつもうつむいて歩いているせいか、すれ違っても気がつかないことが多いようです。
 
さて、AさんとBさんの職場での評判はどうだと思いますか?

当然、Aさんのほうが好印象ではないでしょうか。

相手が遠くにいる場合など、あいさつのタイミングが難しい場合もあります。

そんな時には、思い切って大声であいさつをしたり、
あるいは、相手に近づいてからあいさつをする、
あるいは、手を振ってみる。

ちょっとした勇気で、相手に与えるあなたの印象は、大きく違ってきます。

あいさつは、以前、ご紹介した「認める」行為の1つでもあります。

逆に言えば、相手の存在に気づいているのに「あいさつをしない」と、いうことは、相手の存在を認めていないと、取られてしまう可能性があるのです。

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形だけの、あいさつ

コンビニやスーパー、ファーストフード、デパート・・・
そういった場所でかけられる「いらっしゃいませ。」の言葉。

全てがそうだとはいいませんが、ちょっと違和感をもつことがあります。

店員さんから無表情で言われる、「いらっしゃいませ。」  
ちょっと表情が怖いです。

ファーストフードで言われる、妙に元気な「いらっしゃいませ。」  
そんなに大きな声でいわなくても聞こえます。

スーパーで、店員さんが荷物を運びながら「いらっしゃいませ。」
誰に向かって挨拶しているのかな。

あいさつをしないよりは、したほうがいいとは思いますが、そこには、やはり相手を思う気持が入っていて欲しいなと思ってしまいます。

達人のあいさつ活用法

女子ソフトボールの宇津木監督をご存知でしょうか。

宇津木さんは、毎朝、寮で選手と一緒に朝食をとるのだそうです。

誰よりも早く食堂に行き選手を迎えるのですが、その時に、「おはよう」と選手一人ひとりに声をかけます。

その時、選手の声に元気がなかったりすると、先ず、呼び止めてジョークを言って明るい雰囲気をつくる。それから、「今日は元気がないけれどどうしたの?」と声をかけるのだそうです。  
  
部下育成が上手いといわれる上司の中には、宇津木監督と同じようなコミュニケーションをとっている方が多いように感じます。

例えば、営業マンが職場に戻ってきたときに、上司から「お疲れさま」と一声かけ、部下の様子がいつもと違わないか観察をする。そして、何か気になるところがあれば、声をかける。

そんな、一つ一つの積み重ねが、信頼関係を作っていくのかもしれません。
  

「あいさつ」をするを、実践してみましょう

(1) 自分から挨拶をしてみましょう。できれば、笑顔を忘れずに。

意識的に、あいさつをしてみていかがだったでしょうか。

最初は、少し勇気が必要かもしれませんが、自分からあいさつするのは、なかなか気持の良いものです。

今日は、さらに、あいさつ上手になるためのヒントをもう1つお伝えします。

演出家の鴻上尚史さんは、自らの著書の中で、「三つの言葉の輪」について、こう書いています。

第一の輪独り言。あなたが1人で自分に言葉を話しかけているそんな状況です。
第二の輪相手と話す言葉。あなたともう1人がいて話をしている状況。つまり、1対1で話をしている状況です。
第三の輪みんなと話す言葉。つまり、複数の相手と話をしている状況です。

  

私たちは、話をしているとき、いずれかの輪で話しています。

あいさつも、それぞれのパターンがあります。

例えば、うつむいたままで小さな声でのあいさつ。
残念ながら、これでは誰にあいさつしているのかわかりません。これは第一の輪のあいさつです。

例えば、オフィスなどで、大きな声で「おはようございます!!」。
これはオフィスにいる人全員にあいさつをしているので、第三の輪になります。

例えば、廊下で出合った同僚に、「おはよう!」。
これは1対1のあいさつなので、第二の輪になります。

できれば、第一の輪のあいさつは避けたいところですね。(^-^;;

オフィスなどでは、第三の輪が多くなりそうですが、第二の輪のあいさつ、こちらを活用したいところです。

じつは、あいさつをかんたんに、第二の輪にする方法があります。

それは、相手の名前を呼ぶこと。

「○○さん、おはよう。」

こんな風に、相手の名前をつけるだけでOKです。
  
鴻上さんは、著書の中でこのようにも書いています。
 

「あの社長は気さくな人で、従業員に気軽に声をかける」という評判のある人は、ちゃんと従業員に「第二の輪」で話しかける。
そして、こういう社長は必ず、相手の名前を呼ぶ。
ただ、声をかけるだけだと、周りに人がいて、なかなか「第二の輪」の言葉になりにくいということを知っているからだ。

ぜひ、皆さんもこの第二の輪を、使ってみてください。
  

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