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肯定表現を使う

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肯定的表現

今回のテーマは、「肯定表現を使う」です。

あなたの表現は?~簡単なチェック方法

 
先ず最初に、簡単なチェックをしてみましょう。

Question:机の上にガラスのコップがあります。このコップの中には半分水が入っています。コップの中の水をみて、あなたはどのように感じますか?

  A) コップの中には、もう半分しか水がない。 
  B) コップの中には、まだ半分も水がある。

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さて、いかがだったでしょうか。

A)はネガティブ、B)はポジティブな表現といわれています。

ポジティブ・シンキングの説明にときどき出てくる話ですのでご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。

もしかすると…
A)を選ばれた方は、否定的な表現を使う傾向があるかもしれません。
私も、そういう傾向があります。

例えば、こんな言葉が口癖になっていたりしませんか?

  • でも…
  • しかし…
  • できない
  • 難しい
  • それは違う

実は、私自身がこういった言葉を多用していました。
これらの言葉は、残念ながら聞き手にとってあまり心地の良い言葉ではありません。
 
否定的な表現を使うより、肯定的な表現を使うほうが明らかに相手に良い印象を与えることができます。

では、どういった表現に注意するべきなのか、具体的にみていきましょう。

接続詞

でも…/だけど…/しかし… といったものがそれにあたります。

接続詞として使う分には全く問題はないのですが、これが口癖になってしまている方がいます。

例えば、こんな感じです。

  Aさん:「1時間後に、進捗ミーティングやるから資料準備しておいて」
  Bさん:「わかりました。でも、今度からはもっと早く言ってくださいよ。」

それでは、どのように対処するのが良いのでしょうか。
ここでは2つの方法をご紹介します。

対処方法1

 
接続詞を無くす。
上記のBさんの発言は、「でも」を使わなくても十分に伝わりますね。
 
   Bさん:「わかりました。今度からはもっと早く言ってくださいよ。」

対処方法2

接続詞を変える。「それから」、「そして」などの接続詞を使うと肯定的な表現になります。

   Bさん:「わかりました。それから、今度からはもっと早く言ってくださいよ。」

上記のような方法で、受け取りやすい表現に変換することができます。

二重否定

 
否定を否定することで、肯定を表現する方法です。
こちらも、意識的に使う分には全く問題ありません。ただ、無意識に多用する傾向がある場合には、要注意です。

例えば、次のような二重否定分は、肯定文に変換できます。

「~できなくはありません。」→ 「~できます。」
「~しないつもりはありません。」→ 「~する。」
「~嬉しくないわけではない。」→ 「嬉しい。」

どちらの表現が、好印象を与えるかは明らかですね。

また、二重否定は紛らわしい言い方ともいえますので、相手が誤解をしてしまう可能性もあります。そういった意味からも、よりシンプルな表現にすることが望ましいのではないでしょうか。

こんなふうに、ちょっとした表現を変えるだけで、皆さんが周囲に与える印象を大きく変えることができます。
  

世界No.1カリスマコーチ(?)と言われるアンソニー・ロビンズは著書「一瞬で自分を変える法」の中にこう記しています。  

『言葉や言い回しの中には、相手の抵抗や問題を誘発する”引き金”になるものがあると覚えておこう。』

今回取り扱った、否定的な表現もその1つです。
 

次回は、もう1つの”引き金”、断定表現について取り扱っていきたいと思います。
  

実践!!

次のことを実践してみましょう!!

  (1) 日常会話の中で肯定的な表現を使うことを意識してみましょう!
    また、自分の口癖にも注目してみてください。

 
肯定的な表現を使う、意識してみていかがだったでしょうか。

肯定的な表現を使うと、なんだか気分もよくなりませんか??(^-^)
きっと、あなたの周りの人も同じように感じていたのではないかと思います。

お互いに、気持ちの良いコミュニケーションをする。

それだけでも、あなたの人間関係はかなり良いものとなるはずです。

前回もご紹介した、アンソニー・ロビンズは彼の著書の中でこう記しています。
  

『合気道の名人と同じく、コミュニケーションの達人は相手の意見に反論したり、相手を打ち負かそうとはしない。相手の”抵抗の兆し”を感知し、相手に自分を合わせ思いどおりの方向に話しを進めるだけの柔軟性と才覚を持っている。』

「抵抗の兆し:をできるだけ早くみつけ、それを避けること。
これはとても大切なポイントです。

ここを見逃してしまい、相手が抵抗をはじめてしまったら大変です。
あなたの話し相手は自分を守るための壁をつくり、あなたの話を聞いてくれなくなります。

こうなると、話以前に、相手の壁を取り払うことが必要になります。

でも…壁を取り払うって、結構大変ですよね。

このような相手の抵抗を生み出す言葉を避けることで、余計なコミュニケ-ションコストを避けることができるのです。

もちろん、否定表現を使ってはいけないと言っているわけではありません。

無意識に多用するのではなく、使う際には意識すること、そして、その言葉がどんな影響を与えるのか注意することが大切なのです。

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