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【コミュニケーションスキル】話を遮らない

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聞く
コミュニケーションスキルの1つ、「聞くスキル」について。
 
最初の聞くスキルは、「話を遮らない」です。

話を聞かない人たち

「な~んだそんなこと?」

と、思った人もいるかもしれませんね。

それでは、あなたの周りにいる人々を観察してみて下さい。

会社内でも、お客様先でも、あるいは喫茶店でも電車の中でも。
人が会話をしている場所であれば、どこでも構いません。

さて、観察の結果はいかがだったでしょうか?

おそらく、相手の話を最後まで遮らずに聞いている人が少ないことに気づくと思います。本当にびっくりするぐらい皆さん人の話を最後まで聞いていません。(^-^;;
 
私もその1人でした。

「でもね、・・・」
「私は、・・・・」
「それは、・・・」

たいてい、こんなふうに相手の話を遮り、自分の話をしていました。
相手の話を聞くより、自分の話をしたくてしようがなかったのです。

ちなみに、TVの討論番組でも、上記のような光景を頻繁に目にすることができます。

「ちょっと私の話を最後まで聞いて下さい!」
なんて、叫んでいる芸能人・著名人を見た覚えはありませんか?

自分の話は聞いて欲しい

前も書きましたが、一般的に、人には次の欲求があります。

  • 自分のことを話したい
  • 自分の話を聞いてほしい

誰もが、自分のことを話したい、話を聞いてほしいのだから、そうなってしまうのは自然なことなのかもしれません。

ここで少し視点を変えて、”聞く”という言葉の意味を辞書で引いてみましょう。

【 聞く/聴く 】
  (1) 音・声を耳で感じとる。耳に感じて、知る。
  (2) 心を落ち着け注意して耳に入れる。傾聴(けいちよう)する。
  (3) 人の言うことを理解して、受け入れる。また、従う。ききいれる。
  (4) たずねて、答えを求める。問う。
  ※三省堂提供「大辞林 第二版」より 

※上記以外もありますが、今回のテーマから外れるため割愛します。

今回は、(1)の「音・声を耳で感じとる」と、(2)の「傾聴する」に注目して下さい。

人の話を聞くということは、
多くの場合は、(1)、あるいは、(2)が該当します。

(1)の場合は、
おそらく、話している相手以外に意識が向いています。
自分が話したいことであったり、別の約束であったり、仕事のことだったり。

(2)の場合は、
話している相手に対して意識を向けています。

こんな感じでしょうか? 
  (1) [ 自分 ] - – × – – [ 相手 ]          
  (2) [ 自分 ] ←───→ [ 相手 ] 
なんだか、(1)は寂しい感じがしますね。(^-^;;;

その一方、聞き上手な人は、(2)の「傾聴」をとても上手に活用しています。

聞き上手は「傾聴」する

それではなぜ、聞き上手は「傾聴」をするのでしょう?

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ここでヒントになる書籍がありますのでご紹介させてください。

心理学者(博士)である伊東明さんは、自身の著書『説得技術のプロフェッショナル』の中で、聞く技術には次3つのレベルがあると書かれています。

   レベル1:好感や信頼感を勝ち取る
   レベル2:相手の本音を引き出せる
   レベル3:相手を説得できる。

上記にあてはめて考えると、
「話を遮らない」は、レベル1の好感や信頼感を勝ち取るためのスキルと、いえます。話を遮ってばかりの人に、普通はあまり好感をもてないですよね。

もしかすると、聞き上手な人は、
レベル1が満たされることで、レベル2:相手の本音を引き出すことができ、さらには、レベル3:相手を説得できることを無意識のうちに理解しているのかもしれません。

相手の話を遮らないということ

あなたは、どうですか?

私が思うに、ほとんどの方は、ある場面では「話を遮らない」ことを、既に実施しているのではないかと思います。
   
例えば、
あなたが大好きな人や尊敬する人の話を聞くときどんな聞き方をしているでしょうか? ちょっとだけ思い出してみて下さい。
 
きっと、
最後まで話を遮らずに相手の話を聞くことが多いのではないでしょうか。
自分が好意を抱いている人には、好感や信頼感をもって欲しい、とても自然なことですよね。

そういう理由から、「あなたは既にこのスキルを活用しているのではないか」と、思っています。

せっかくですので、逆パターンも考えてみましょう。
自分の話を遮られると皆さんはどんな気持ちになりますか?

私だったら、こんなことを感じます。

「まだ、話の続きがあったのに・・・」
「この人は私の話を聞いてくれない  」

こんなふうに、どちらかというとネガティブな感情を抱きます。
それから、先ず、「話した」という満足感は得られないと思います。

どうでしょう?
残念ながら、あまり良いことは少なさそうですね。(^-^;;

まとめ

今回は、聞くスキルその1、「話を遮らない」についてお伝えしました。

簡単そうなスキルですが、
普段からやっていない人にとっては、これはなかなか大変なことです。(私がそうでした)。

最初は大変かもしれまんせが、
意識することで、必ず使えるようになるスキルでもあります。

「聞くスキル」を伸ばしたいのであれば、ぜひ、まずこのスキルから使ってみてください。

実践!!

 

聞くスキル「話しを遮らない」スキルを実践してみたい、という方がいれば、次のことを試して見てください(^-^

(1) あなたの周囲の人達の会話を観察してみましょう。
  さて、話を遮らず聞いている人はどれくらいいるでしょうか?

(2) 会話中に、話を遮らないよう意識して実践してみましょう。
  相手の方の反応はいつもと同じであったでしょうか?

   社外・社内の打ち合わせ、
   プロジェクトメンバーとの会話、
   上司・部下との会話
   友人との会話…

いろいろ場面はありますが、できれば1対1の会話で試してみて下さい!

ここから先は、実践した後に読むとより効果ありです(^-^

さてさて、観察結果はいかがだったでしょうか?

そして、実践してみての結果はいかがでしたか?

  「無口だと思っていた人がいつもより自分の話をしてくれた」

  「今まで聞いたこともなかった話を聞くことができた」

と、いうかたもいらっしゃるかもしれません。

なかには、

  「我慢できず、ついつい自分が喋ってしまった」

と、いうかたもいらっしゃると思います。
なぜ、わかるかというと…そうです、私がそうであったからです。(^-^;;

話を遮らない。

簡単そうですが、時間的な制約から実践が難しいケースもあります。
例えば、限られた時間の中で仕事をこなしていく必要があるビジネス現場。
「とてもじゃないけど最後まで話を聞いてられない」
そんな言葉を良く聞きます。

それも、その通りだと思います。
 
「常に」話を遮らないように、とは言うつもりはありません。

実際、私だって話を遮ることはあります。

ただ、話を遮る場合は「自分は相手の話を遮っている」ということを意識していることが大切です。無意識ではなく、意識をすること。

これは、この後に出てくるスキルについても同様です。

今までは無意識にやっていたことを、意識的に使い分けることができるようになる。それが、コミュニケーション上達のポイントです。

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