プログラミング言語には、とてもたくさんの種類があります。
たくさんあるプログラミング言語の中から、いったい何を学ぶべきなのでしょうか?
もしも、あなたが、プログラマーを目指して、学ぶ言語を悩んでいるのであれば、
おススメは、よく使われているプログラミング言語か、あるいは、これから人気がでそうなプログラミング言語を学ぶことです。
理由は、かんたん。仕事が多いからです d(‘v`●)
2021年プログラミング言語ランキング – 世界編
まずは、世界的にみたプログラミング言語のランキングからご紹介していきます。
IEEE調べ
最初は、IEEE(米国電気電子学会)が2021年8月24日(米国時間)に公開した、
プログラミング言語の年次ランキングの最新版「Top Programming Languages 2021」をご紹介します。
IEEEとは、米国電気電子学会のことで、アイ・トリプル・イーと読みます。
トップ5は、次のようになっています。
- Python
- Java
- C
- JavaScript
- C++
このランキングは、全体のランキングです。
Web系システム、組込系等、開発するシステムによって使われる言語は変わります。
それぞれのシステムについて、もう少し詳しくみてみましょう。
Web系システム
Web系システム開発で人気のプログラミング言語トップ10は、次のとおりです。
- Python
- Java
- JavaScript
- Go
- HTML
- C#
- PHP
- Ruby
- Dart
- Rust
エンタープライス系システム
エンタープライズ系のシステムとは、基幹システムともよばれます。
例えば、企業の会計システムや人事システム等のことをいいます。
エンタープライズ系システム開発で人気のプログラミング言語は、次のとおりです。
- Python
- C
- Java
- C++
- GO
- R
- C#
- SQL
- Swift
- Ruby
モバイル系
モバイル系とは、例えばスマホアプリなど、モバイル端末で動くシステムです。
モバイル系システム開発で人気のプログラミング言語は、次のようになっています。
- C
- Jaba
- C++
- C#
- Swift
- Dart
- Kotlin
- Sacla
- D
- Objective-C
組込み系
組込み系とは、家電製品や機器などで動くシステムのことです。
組込み系システム開発で人気のプログラミング言語は、次のとおりです。
- Python
- C
- C++
- C#
- Assembly
- Rust
- D
- Arduino
- Ada
- Verlog
RedMonk調べ
次は、米国の調査会社RedMonk社調査のプログラミング言語人気ランキングをご紹介します。
2021年8月5日(米国時間)に発表された人気ランキングで、2021年6月に実施した調査に基づいています。
出展:https://redmonk.com/sogrady/2021/08/05/language-rankings-6-21/
トップ10は次のようになっています。
1位 JavaScript
2位 Python,Java
4位 PHP
5位 CSS,C++,C#
8位 TypeScript
9位 Ruby
10位 C
TIOBEインデックス
こちらは、TIOBE Index が毎月発表しているランキングです。
2021年10月版のランキングをご紹介します。
出展:https://www.tiobe.com/tiobe-index/
トップ10は次のようになっています。
- Python
- C
- Java
- C++
- C#
- Visual Basic
- JavaScript
- SQL
- PHP
- Assembly
2021年プログラミング言語ランキング – 日本編
ここまで世界のランキングを見てきましたが、日本の人気ランキングを見てみましょう。
ここでご紹介するのは、Geeklyiのランキングです。
個人的には、日本での実際の需要をよく表していると思います。
- Java
- JavaScript
- Python
- C/C++
- C#
- PHP
- Ruby
出展:https://www.geekly.co.jp/column/cat-technology/programing-ranking-2021/
Pythonは、AI/機械学習で使われる言語です。
これからプログラミングを学ぶ方にとっては、学んでおいて損はない言語の1つです。
Web系の開発をするのであれば、Java,JavaScript、Python、 PHP、 Ruby。
エンタープライズ系や組込みは、C、C++、C#、Javaの需要が多いです。
まとめ
2021年人気のプログラミング言語をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
ランキングを調べてみて私が思ったことは、
世界でも日本でも「Pythonの人気が高い!」と、いうことです。
AI/機械学習でよく使われる言語だけあって、人気が高いのもうなずけます。
ちょっと以外だったのは、C系の開発言語、C、C++、C#などの人気が高かったことです。
わりと古くからある言語の1つで、昔はWeb系システムやエンタープライズ系システムでも使われていました。
Javaが登場し、RubyやPHPなどのWeb系システムと相性の良い言語が登場し、正直、C系の開発言語はこのまま使われなくなるのでは、なんて思った時もありました。最初に仕事で使った言語がC言語でしたので、C系の言語がまだまだ現役であることを知って、嬉しい気持ちになりました。
技術の流れが早いIT業界、プログラミング言語もその時々で流行り廃りがあります。
これは私の個人的な考えですが、
1つの言語をしっかり理解できていれば、他の言語にも応用できると考えています。
実際、私がそうでした(^-^)
この記事の最初で、人気の言語を学ぶことをおススメしましたが、
結論は、何の言語でも大丈夫!基礎がしっかりできていれば、いくらでも応用は効きます。
だから、もしも、あなたが学んでいる言語、使っている言語がこの記事に書かれていなくても、心配しないで下さい。
そして、こらからプログラミングを学ぶのであれば、なんでも良いから先ず行動に移してください。本を読むこと、スクールに通うこと、独学で学ぶこと。何でもいいです。先ず行動してみましょう。
自分の書いたプログラムが、動いたときの感動は、きっと忘れられないものになるはずです。
最後に。
この記事を作成するにあたり、@ITというサイトを参考にさせて頂きました。
IT業界に関する記事が無料で読めて、とってもおススメのサイトです。