ひろみのみ

IT、コーチング、人材紹介・派遣で働いてきました。ITに関する記事(Qtが多くなってしまいました)や、コーチングスキル、転職のこと、個人的な体験や最近購入したものなどを不定期に更新しています。

コミュニケーション

コミュニケーション・サイクル

投稿日:2016年3月28日 更新日:

コミュニケーションサイクル
今回のテーマは、『コミュニケーション・サイクル』です。
  
  「そんな言葉、聞いたことないけど?」

と、いう方が多いと思います。
それもそのはず、これは私の造語です。

コミュニケーション上手な人たちは、どんなことをしているのか。
それをシンプルにまとめたものが、コミュニケーション・サイクルです。

コミュニケーション・サイクルの定義

それでは、『コミュニケーション・サイクル』がどのようなものなのか、具体的に見ていきましょう。

  【 (1)聞く 】→【 (2)受け取る 】→【 (3)話す 】→ …

上記(1)、(2)、(3)の繰り返しを、
これからはコミュニケーション・サイクルとよぶことにします。

それぞれを、さらに詳しくみてみましょう。

(1) 聞く
   相手の話を聞く。
   相手の声を音声として耳で聞き、かつ、頭で理解する。

(2) 受け取る
   否定も肯定もせずに相手の言っていることをそのまま受け取る。
   オウム返しや、あいづちなどを使い、「あなたの話を聞いている」
   ことを、相手に伝える。

(3) 話す
   自分の話を相手に伝えること。

これが、コミュニケーション・サイクルの定義です。

コミュニケーション・サイクルの流れ

   
基本の流れは、
  【 (1)聞く 】→【 (2)受け取る 】→【 (3)話す 】→ …

あるいは、
  【 (3)話す 】→【 (1)聞く 】→【 (2)受け取る 】→ …   

と、なります。    

相手の話を聞くことに専念した場合には、

  【 (1)聞く 】→【 (2)受け取る 】→ …

の、繰り返しになるケースもあります。

世間で多いのは、

  【 (1)聞く 】→【 (3)話す 】→ …

では、ないでしょうか。 

コミュニケーション・サイクルの効用

コミュニケーション・サイクルのポイントは、『(2)受け取る』です。

これが、あるとないとではどのような違いがあるのでしょうか?
具体的な例を見ながら、考えてみましょう。

つぎは、有給休暇を取りたいと思っている部下と上司の会話です。
部下の立場になりきって読んでみてください。

≪ ケースA ≫
  部下:すみません、ちょっとご相談があるのですが…
  上司:何だ、どうした。
  部下:実は、来月1週間お休みを頂きたいと思っています。
  上司:来月1週間か(※)。 業務は大丈夫なのか?
  部下:はい、プロジェクトも終わって今はちょうど落ちついています。
  上司:そうか、落ち着いているんだな(※)。来月のいつ頃にする予定な
     んだ?
  部下:3週目を考えています。
  上司:3週目だな(※)、わかった。早めに申請出しとけよ。
  部下:はい、ありがとうございます!

≪ ケースB ≫
  部下:すみません、ちょっとご相談があるのですが…
  上司:何だ、どうした。
  部下:実は、来月1週間お休みを頂きたいと思っています。
  上司:業務は大丈夫なのか?
  部下:はい、プロジェクトも終わって今はちょうど落ちついています。
  上司:来月のいつ頃にする予定なんだ。
  部下:3週目を考えています。
  上司:早めに申請出しとけよ。
  部下:はい、ありがとうございます!

いかがでしょう?
ケースAは、『(2)受け取る』を使ったケース、
ケースBは、使わないケースになります。
  
どちらかといえば、
Aの上司のほうが話やすい雰囲気があるのではないでしょうか?

それと比べると、Bの上司はいきなり質問を投げかけているので、口調によっては問い詰められているような印象を与えかねません。

これ以外にも、もう1つ良いことがあります。

返報性のルールというものをご存知でしょうか?

 ≪ 返報性のルール ≫
親切や贈り物、招待などを受けると、そうした恩恵を与えてくれた人に対して将来お返しをせずにはいられない気持ちになる。一般的に、他人からこうした恩恵を受けると何か借りができたように感じてしまう。

このルールを利用するのです。

先ず最初に、あなたが相手の話を”受け取る”と、相手はあなたが話を聞いてくれた、と感じます。すると、次にあなたが話をするときに、返報性のルールから相手はあなたの話を聞く可能性が高くなるわけです。

つまり、こうすることで、相手があなたの話を受け入れやすくするための下地をつくるのです。

まとめ

ここで、コミュニケーション・サイクルの効用をまとめてみましょう。
  

  1. 話を『聞いている』ことを伝え、安心感を与える。
  2. 自分の話を受け入れてもらいやすくする。(ここがポイント)

どうでしょう、
非常にシンプルですので、今すぐ実践できそうだと思いませんか?

先ずは、このサイクルを意識して下さい。
特に、『(2)受け取る』を忘れずに。

もちろん、この上にさまざまなトッピングがのってきます。
それはまた少しずつ、ご紹介をしていきます。

実践!!

次のことを実践してみましょう!!

(1) コミュニケーション・サイクルを意識してみましょう。
  特に、『(2)受け取る』を意識してに、実践してみてください。

ここから先は、実践した後に読むとより効果ありです

『(2)受け取る』を、意識してみての結果はいかがだったでしょうか?

返報性のルールを実感することができた方、大成功です!

実感することができなかった方、がっかりしないで下さいね。
最初は、うまくいかないほうが当たり前です。
  
私も、最初から出来ていたわけではありません。

当初は、職業柄、「とにかく相手を刺激しない」ために実践していました。
相手を刺激すれば、私の話を聞いてもらえなくなる可能性が高いからです。
それは、コーチとして致命的だと考えていました。
ですから、クライアントには非常に気を使って話していました。

そのうちに、相手の話を一旦受け取ると、私の話を受け入れてもらいやすくなる傾向があることに気がついたのです。 

やっていることは同じなのに、精神的にはかなり違いました。

この意識転換があったおかげで、
それからは、以前より落ち着いてクライアントと話ができるようになったのです。

まずは、実践してください。

あなた自身の発見が、きっとあるはずです。  

-コミュニケーション

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